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感謝祭・ユニセフ募金(ボ―イ隊・ベンチャー隊編)

いよいよ今日は感謝祭です。ボーイ隊は劇の発表です。タイトルは「アンノウン・スカウト物語 (Unknown Scout Story) 」です。

イギリスを訪れていたアメリカ人のボイス氏が道に迷って困っていた所を、1人の少年が道案内を申し出ます。

お礼にチップを渡そうとすると「私はボーイスカウトです。私に一日一善をさせてくださってありがとうございます。スカウトは、他の人を助けることでお礼はもらいません。」と名も告げずに去っていきました。

ボイス氏はベーデンパウエル卿に会いボーイスカウトについて学びました。

このスカウトの行いに感銘を受けたボイス氏が後にアメリカのタフト大統領にこの話をした事がアメリカのボーイスカウト活動のきっかけとなったというおはなしです。ちょび髭をはやし、スーツ(本当は中学の制服)を着た登場人物達の名演技にビーバー、カブのみんなも目が釘づけです。ところどころに笑いもあり、小さな子にも楽しく分かり易い劇になりました。最後に一人ひとりが取り組んでいる「日々の善行」について発表しました。今日お休みしているスカウトも録音した音声で参加しました。チームワークばっちりのボーイ隊、全員での満足のいく発表をすることが出来ました。さあ、いよいよベンチャー隊の発表です。エンジェル?はたまた神さま?姿と、髭メガネのスカウトが登場し会場は大うけです。プロジェクターを使ってパソコンでまとめた内容を発表します。発表の内容は「ちかいとおきて」と「取手第3団の歴史」についてです。まず,ちかいとおきて」についての説明です。小さい子たちに分かるよう,普段の活動のどこが「ちかいとおきて」とつながっているのかを説明しました。小さい子でも分かるようにするには,どんな言葉を使えばいいのか,この日を迎えるまでに何度も話し合ってきました。そのかいあって,説明中は「あー,なるほど」なんていうスカウトの声も聞かれました。他にはリーダーに協力してもらって撮った写真も使い,より身近に「ちかいとおきて」を伝えることができたと思います。

 

 次は来年度40周年を迎える我が団の歴史について話します。ベンチャースカウトがビーバースカウトだった頃の活動やリーダーとのエピソードなどが語られました。懐かしむリーダーや初めて聴く話に聴き入るリーダーがいる中,伝えたいことがあふれてしまったベンチャー隊の発表に,スカウトの中にはちょっと飽きてしまった子もいたよう…。ベンチャー隊の印象が「変な格好をしたお兄さん・お姉さん」だけになっていないことを祈ります。でもとってもよくがんばりました。

 

昼食の時間を使って、この夏に茨城国体で取手第3団の代表として奉仕活動に参加したベンチャースカウトの報告を聞きました。国旗掲揚の重役を任された事、本番の大会前に何度も研修があり入念な準備を行った事、多くの学びがあった事、県内各地のスカウト仲間と共に活動することが大変良い経験となった事など大変興味深い発表でした。後輩スカウトの良い目標になったのではないかと思います。

茨城県ユニセフ協会の方に来て頂き、今世界の子供達が直面している危機について学びました。

地雷に怯える生活、栄養不足や不衛生な水で生活をしなくてはならない子供達が多くいる事を知りました。地雷の見本や、ユニセフが配布している栄養補助食品見せて頂きました。他にも実際の赤ちゃんと同じ重さのお人形を抱っこさせてもらい、栄養が足りている場合と不足している場合を比較してどれだけ体重が異なるのかを実感することが出来ました。

またスカウトたちと同じ年代の子たちが水くみに使っているのと同じ水がめのレプリカを持たせてもらいその大変さを肌で感じることができました。その結果,自分たちがどれだけ恵まれた環境で生活できているかを再確認し,これからの自分たちにできることは何かを深く考える良い機会となりました。

感謝祭の後、全員で駅前のスーパーに移動しユニセフ募金を行いました。「ユニセフ募金にご協力をお願いします」年末の寒い風にも負けずスカウト達の元気な声が響きました。ボーイ隊とベンチャー隊はビーバー隊とカブ隊のスカウト一人ひとりの様子を気遣いながらリーダーシップをとって掛け声をかけます。自分たちだけの活動では見られない,上級スカウトとしての振る舞いが以前よりだいぶ板についてきたように思います。そしていただいたお金が1円でも多く世界中で頑張っている子供達に届く良いですね。

足を止めて募金をして下さった皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

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