天王台駅を出発したとき、まだ空には明るさが残っていました。
これから始まる11kmのイブニングハイクに、子どもたちは少し緊張しながらもワクワクした表情。
最初の目的地・谷津ミュージアムまでは、まだ足取りも軽く、道ばたの景色に「見て見て!」と声が上がります。
谷津ミュージアムを過ぎ、五本松公園に着くころには、空の色がゆっくりと夕方の表情に変わり始めていました。
ここで少し休憩。リーダーが用意してくれたお湯で、あたたかい飲み物を飲むと、子どもたちの顔がふっとゆるみます。 「温かいの、おいしい…」という声があちこちから聞こえてきて、短い時間ながら心がほどけるひとときになりました。
再び歩き出すと、手賀沼の水面が夕日に染まり始め、サンセットの時間が訪れます。 空の色が刻々と変わるたびに、子どもたちは足を止めては「さっきより赤い!」「水がキラキラしてる!」と小さな発見を重ねていきました。 この“気づきの連続”こそ、イブニングハイクの醍醐味です。
手賀沼公園に着くころには、気温もぐっと下がり、思わず肩をすくめるほどの寒さ。 でも、ここで待っていたのは甘いご褒美タイム。 「寒いけど、おいしい!」と笑いながら食べる子どもたちの姿に、疲れが少しずつ回復していくのが分かりました。
そして最後の道のりを歩き切り、我孫子駅に到着。 11kmを歩き通した子どもたちの表情は、出発のときとはまったく違うものでした。 誇らしさ、達成感、そして仲間と歩いた時間の温かさが、しっかりとその顔に刻まれていました。
夕暮れから夜へと移り変わる時間帯を歩くこのハイクは、景色だけでなく、子どもたちの心の変化まで見せてくれる特別な活動になりました。
